世界文化遺産登録へ一歩前進

今夏の世界文化遺産登録を目指しています「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産登録にふさわしいかどうか、専門機関でありますイコモスから評価結果が出されました。 評価結果は、世界文化遺産登録にふさわしい「記載」との評価を受け、世界文化遺産登録に一層近づきました。

※ただし、世界文化遺産登録の正式決定は、6月24日~7月4日に開催されます「世界遺産委員会」で決定されます。



【イコモス勧告への江上町長コメント】

 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産への登録にふさわしいとの評価を受けたことを恐悦至極に存じ、正直ホッとしています。
 「長崎の教会群」の推薦取り下げ以来、イコモスとのアドバイザリーミッションによる構成資産の絞込みや急ピッチでの推薦書の見直しなど紆余曲折ありましたが、苦渋の決断をいただきました自治体のご英断はもとより、長崎大司教区をはじめ教会関係者や構成資産所有者の温かいご理解と、文化庁をはじめ関係省庁、県学術委員会、地元選出国会議員、関係県市町・議会の皆様の力強いご支援の賜物であり、深甚なる敬意を表し厚く御礼申し上げます。
 「頭ヶ島の集落」をはじめ町民の皆様は、世界遺産登録を今か今かと待ちわびております。世界遺産委員会による正式決定まで気を緩めることなく、しっかりと準備を進め、正式登録の暁には、町民挙げて「世界の宝」になれた喜びを分かち合いたい気持ちです。 平成13年に「長崎の教会群を世界遺産にする会」が活動を始められて以来、十数年の長期にわたり情熱を持ってご尽力いただきました多くの関係皆々様に深く感謝の誠を捧げます。

                             新上五島町長 江 上 悦 生