新上五島町は、九州の西端の長崎県五島列島の北部に位置し、中通島と若松島を中心とする7つの有人島60の無人島から構成されており、総面積は213.98平方キロメートルあります。

九州本土から新上五島町の距離(直線)は、奈良尾港から長崎港まで77km有川港から佐世保港まで60kmあります。国境の島として韓国の済州島や中国の上海から日本で近い位置にあります。

五島列島が地質時代に現れるのは約2,300万年前からです。
湖底にあった五島列島を含む一帯は、砂の堆積、湖の沈降や火山活動により隆起し、現在のような形になったと言われています。そのような地形の歴史から、新上五島町は、海に突き出した山脈と海岸沿いにわずかばかりの平地が広がる地形が特徴です。町全体は急峻な緑濃い山々に覆われ、東は五島灘、西は東シナ海に面し、海岸線は複雑に入り組み断崖や溺れ谷を形成しています。海岸延長は約429kmに及び、波の浸食で切り立った断崖の荒々しさや白砂の自然海岸など、様々な表情を持つ海と急峻な山々が織りなす景観が広がっています。新上五島町の中通島と若松島には断層があり、地層が著しく異なるという特徴もあります。

新上五島町は、海と山の美しく豊かな自然にあふれており、その面積の相当部分が西海国立公園に指定されていることも、それを証明しています。